まずは足回りのチェックから
普段から常にライディングの友としているマジェスティとなると、走りは勿論、メンテナンスする時間も楽しいものです。
日頃からキチンとメンテナンスをしていると、各パーツの消耗による異音や振動に気が付きやすくなり、故障でトラブルとなる可能性が少なくなります。
普段からチェックしておくポイントの一つに、タイヤやブレーキ等の足回りがあり、これを怠ると重大な事故に繋がる恐れがあるので、毎回点検しておく必要がありますね。
タイヤのトレッドと呼ばれる溝の部分にはスリップサインがあり、それが表面に出て来ると、タイヤの交換時期が来た事を知らせてくれます。
またタイヤの表面に傷やひび割れが無いかチェックし、空気圧もチェックしておくと、パンクの予防にもなります。
空気圧が減っている場合は、ポンプで空気を入れて、エアゲージで調整します。
ブレーキはキャリパーにガタが無いか、パッドが減っていないか、ディスクローターに傷等がついていないか等をチェックし、ブレーキオイルの量も点検しておきましょう。
パッドが減っていれば交換し、同時にブレーキクリーナーでキャリパー周りの汚れを落とし、ピストンを磨くと動きが良くなり、ブレーキの制動力がアップします。
ブレーキオイルの量が減っていればオイルを補充しますが、極端に量が減っている場合は、オイルの漏れかパッドの異常摩耗の恐れがあるので、きちんと点検を受けましょう。
電気系統のメンテナンス
電気系統で一番重要なパーツがバッテリーです。
現在ではほとんどの車種でメンテナンスフリーのバッテリーを採用している為、昔の様にバッテリー液を補充する事や、頻繁に充電する必要がなくなりました。
と言っても全くのメンテナンスフリーでは無いので、ライトが暗くなった、セルモーターの動きが弱くなったと感じたら、電圧計でチェックして充電しましょう。
充電器で充電をしても電圧が上がらない場合は、思い切って交換する事をお薦めします。
マジェスティの場合は交換時に外すパーツは少ないので、非常に簡単に交換が出来ます。
一度自分で交換してしまえば手順に慣れるので、次回からも楽に、しかも短時間でバッテリー交換
出来ますよ。
ネジとボルトの増し締め
乗っていると意外と感じないかもしれませんが、快適に運転出来るマジェスティも、振動の塊です。
暫く乗っていると、各パーツを固定しているネジやボルトが徐々に緩んで来るので、これらを増し締めする必要があります。
カウルを固定しているネジはドライバーで、足回りのパーツを固定しているボルトはスパナやレンチで増し締めします。
この時に注意しないといけない事は、ネジの頭に対しては垂直にドライバーを差し込み、ボルトの頭に対しては直角にスパナやレンチ差し込み、締め込み過ぎに注意する事です。
正しい締め方をしないと、工具でネジやボルトの頭を舐めてしまい、今度は外す事が困難になります。
ネジやボルトには正しいサイズの工具を使い、適正なトルクで増し締めしましょう。