バイクのサイレンサー部分に凹みを発見したら
バイクのマフラーにはサイレンサーという太い配管部分がついていて、これによって排気ガスによって出される騒音を抑えることが可能になります。
ところが、転倒など何らかの衝撃が起きた場合、このサイレンサー部分に凹みが生じてしまうことがあります。
凹みや傷が大きくなってしまうと、騒音を抑えるという機能を発揮できなくなり、騒音を周囲に巻き散らかしてしまうことになってしまいます。
そのため、サイレンサー部分に何か異常を見つけたら、早めに修理を行うことが大切です。
修理は専門業者の方にお任せするのが一般的ですが、ストレートタイプのサイレンサーかつ凹みがそれほど深刻な状態でなければ、自分で修理を行うことも可能です。
自分で修理を行ってみる
自分で修理を行う際に必要な道具は何なのかというと、プラスチックのハンマーとドライバー、ハンドリベットとリベットです。
これらの道具をそろえば、修理が初心者という方でもマフラーのサイレンサー部分を直すことができます。
手順としては、まずリベットを分解します。
無理やり取り除くという形で構いませんが、あまりに力を入れすぎて、部品などに傷などを生じてしまわないようにしましょう。
次に、マフラーの凹み部分の裏側をプラスチックハンマーで叩いてください。
大きな凹みでなければ、これだけで凹んだ部分が戻る可能性が高いです。
凹みが直ったら、サイレンサーを元の部分に取り付け、リベットで固定するようにしてください。
完全に元通りになるという訳ではないので、神経質な方には十分ではないかもしれませんが、凹みを目立たなくさせることはできるので、それで十分だという方にはおすすめの修理方法です。
個人で修理を行う際にかかる費用についてですが、プラスチックハンマーが大体1000~2000円ほど、ドライバーは安いものだと100円くらいから、ハンドリベットとリベットについては1500円から2000円程度、これらの合計金額が大体の目安となります。
専門家に修理を依頼すると数万円程度はかかってしまうので、費用を安く抑えたいという方は自分で修理を行うのがおすすめです。
サイレンサーは修理初心者でも直すことができるのですが、場合によっては専門家に依頼した方が良い時もあります。
例えば凹みや傷があまりに大きいという場合は、それらを目立たなくさせるということが難しいので、素直にプロの方にお願いするようにしましょう。
また、隔壁構造タイプのバイクの場合、中が複雑になっているので個人で修理を行うのはおすすめしません。
こちらの場合も専門の方にバイクの修理を依頼するのが良いでしょう。
条件にもよりますが、バイクのサイレンサーの修理を自分一人で行うというのは不可能ではありません。
腕に自信のある方は一度挑戦してみてください。