3気筒エンジン搭載の足つきの良いモデル
トライアンフはバイクメーカーとして歴史と伝統のある存在で、世界的に見ても非常に高い評価を得ていると言えるでしょう。
そんなイギリスのバイクメーカーが製造しているスポーツバイクが、「デイトナ675」というモデルです。
日本のバイクメーカーの評判は今では世界でもトップレベルであり、高性能のスポーツバイクといえば「やはり国産バイクじゃないか」と思う方も少なくないのではないでしょうか。
確かにそれも事実ですが、実はトライアンフのデイトナ675も負けてはいません。
いや、むしろ数多の国産スポーツバイクより高い評価を得ていると言ってもよいぐらいでしょう。
デイトナ675の魅力は、まず国産車では見られない3気筒エンジンを搭載したミドルクラスのボディという組み合わせです。
エンジンがスリムなので、その外観も驚くほどスリムに仕上がっています。
とても600ccとは思えないほどです。
コンパクトな車体で、実際、車両重量も軽量で乾燥重量はわずか166kgしかありません。
またシートの高さは低いとは言えませんが、車体のスリムさのおかげでまたがった時の足つきはかなり良いです。
一般的な身長の男性なら、停車時に不安を感じることはないでしょう。
スポーツバイクに似つかわしくハンドルの位置は低めにセットされており、シートの高さと相まって腕と腰への負担が軽減されています。
軽量の車体は整備性の高さ
見た目のかっこいいデイトナ675ですが、もちろん見た目だけではなく実力も優れています。
エンジンをかけると、3気筒エンジンが独特なサウンドを轟かせます。
4気筒ともツインエンジンとも違ったサウンドです。
走り出してみると、シートとハンドルの位置のため前傾姿勢になりますが、街乗りでも快適に走れることに気づくでしょう。
さらにスピードを上げてエンジンの回転数を上げると、デイトナ675の本当の魅力がわかります。
エンジンからパワーを直接取り出せるようなフィーリングで、しかも高性能のブレーキとサスペンションによってパワーを自在にコントロールできるような感覚です。
パワフルなスポーツバイクはたくさんありますが、これほどコントロールしやすいモデルは少ないのではないでしょうか。
デイトナ675は、スポーツバイク初心者にもおすすめのモデルです。
高速走行時のコントロール性が高いため、「スポーツバイクは怖い」というイメージが払拭されるでしょう。
また、車体が軽量のため整備性が高いのも大きなメリットです。
さらに各パーツの質感もとても高く、所有する満足も得られます。
初心者からベテランライダーまで、幅広い層のバイクファンを満足させてくれるモデルと言えるでしょう。
