バイク・車や日常について綴るブログ

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無保険車傷害保険とは

いざという時に頼りになる無保険車傷害保険(特約)

無保険車傷害保険特約とは、自動車やバイクと事故を起こしてこちらが死傷を負ったものの、相手が任意保険に未加入であったり、加入していても十分な保険金が支払われなかったりする場合にその不足分の損害賠償額を補償してくれる保険です。
自動車でもバイクでも、その運転者には自賠責保険の加入が法律によって義務付けられています。
交通事故で被害を負った人を救済するための保険であり、補償されるのは人間のみ(運転者、および、運行供用者は除く)です。

自賠責保険の限度額は、怪我で120万円が最高、後遺障害が残るような大きな負傷で4,000万円が最高となっています。
ただし交通事故ではそれ以上の賠償額になるケースも少なくなく、自賠責保険だけでは万全ではありません。
自賠責保険では十分に賠償金を補償できないため、それを補償するために多くの人が加入しているのが任意保険です。

車でもバイクでも、免許を取得すると自賠責保険と任意保険は同時に加入するのが一般的です。
ところが、実際は任意保険に加入せずに、車やバイクを運転している人が意外と多く存在します。
2019年に日本損害保険協会が発表したデータによると、対人賠償保険に加入しているのは全国のドライバーのうち88.2%ということでした。

この数字だけ見ると高く思えますが、逆に言え、全国のドライバーの11%以上もの人が十分に賠償責任を果たせないまま車を運転しているということです。
また、この数字は全国平均であって、地域によってはもっと加入率の低いところもあります。

事故の加害者に十分な賠償能力がない場合に補償してくれる保険

上記はあくまで自動車の運転手のことであり、バイクの運転手となると任意保険の加入率はさらに低くなります。
実は、バイクのライダーの半数以上は任意保険に加入していないのです。
こういう状況を考えると、自分はしっかり保険に加入していても相手が加入していないために万一の事故の時に保障が十分に得られないという状況になり得ることがわかります。

そんな時に頼りになるのが、無保険車傷害保険(特約)です。
任意保険に加入していない、もしくは加入していても十分な支払い能力がない相手に、事故によって後遺障害、もしくは死亡の被害を負わされた場合に補償してくれます。

ただし無保険車傷害保険で補償してくれるのは、事故によって後遺障害を負ったか死亡したかのケースのみです。
怪我をしても、後遺障害もなく完治するようなケースでは補償の対象外になってしまいます。

そのため、「この保険に加入する必要があるのか?」と必要性を問われることもあります。
しかし日々の運転の安全を充実させるための保険ですので、バイクを運転する以上入っておいて損はないでしょう。

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