ボディだけでなくタイヤも洗浄するメリット
バイクに長く乗り続けるためにも、愛車をきれいにしてあげたいと思う方は多いでしょう。
しかし、バイクの洗車というと、ボディだけを重点的に洗うという人が少なくないようです。
目につきやすいボディはしっかりと洗って、目立たないタイヤの部分は軽く水で流す程度で終わる、そのような方もいるのではないでしょうか。
洗浄する際に軽視されがちなタイヤですが、実はその部分もピカピカにすることで得られるメリットというのも存在します。
まずは、単純に見栄えが良くなるという点です。
ボディだけでなく、下廻りの方の汚れもしっかり洗い流すことで、バイク全体の見栄えが良くなります。
また、バイクの性能の回復にも期待できます。
具体的にはグリップ力の向上で、新品のバイクや乗る頻度の少ないバイクのタイヤというのは、表面に硬化防止剤や油などが付着していることが多いです。
これらがついたままだと、たとえどんなに自慢の性能を誇る愛車だったとしても、グリップ力というのは低下してしまいます。
しかし、下廻り部分もしっかり洗浄すれば、付いた油などをしっかり落としグリップ力を回復させることができます。
このため、ボディだけでなくタイヤの部分も洗うのを忘れないようにすることが大切なのです。
タイヤワックスを使用する際の注意点
タイヤを洗浄するだけでも十分な効果が得られるのですが、ワックスを使用することによって更なる効果に期待ができます。
ワックスを使うことによるメリットとして、まず「つやが出る」という点が挙げられます。
つやを出せば新品の時と同じような見た目を維持できるので、バイク全体による見栄えというのも格段に良くなることでしょう。
また、紫外線からのダメージを抑えたり、ひび割れの防止にもつながります。
タイヤの質を長持ちさせることができるので、長く使用することができ、結果的に出費を抑えることにもつながるでしょう。
ただし、ワックスを使用する際の注意点として、タイヤが滑りやすくなるという点が挙げられます。
もしも地面に接地する部分にもワックスを塗ってしまった場合、何も塗っていない時よりもバイクが滑りやすくなってしまうことでしょう。
これにより制動距離が長くなるなどのデメリットが生じ、事故が発生する確率が高まることになります。
ですから、ワックスを使用する場合はなるべく接地する部分には使用しないようにしましょう。
側面部分に重点的に塗るのがおすすめです。
また、ワックスには油性のものと水生のものの2種類があるのですが、油性のものはタイヤの劣化を促進させる可能性があるとされています。
このため、タイヤへのワックスはなるべく水性のものを使用するようにしましょう。