大好きな人を乗せてタンデムツーリングへ出かけよう
流れる景色を楽しみながら、風を切って走るツーリングは、車や電車、飛行機などを使う旅行とはまったく違う感動があります。
1人で楽しんでももちろん素晴らしいのですが、恋人や奥様など、自分の大切な人とその感動を分かち合えたらとっても素敵ですよね。
そこでおすすめなのが「タンデムツーリング」。
後ろに大好きな人を乗せて出かけるタンデムツーリングは、きっと2人の忘れられないよい思い出になります。
ここで、タンデムツーリングを楽しむポイントをいくつかご紹介しましょう。
あなたはタンデムツーリングが可能？
ツーリングでは、高速道路を利用する機会が多いと思います。
以前は高速道路でのバイクの2人乗りは禁止されていたのですが、2005年4月1日から高速道路でのバイクの2人乗りが解禁されました。
ただし成人していることと、二輪免許を習得してから3年以上が経過していることが条件となります。
また、首都高の一部では2人乗りが禁止されているため、2人乗りが可能な高速道路とそうでない高速道路を確認した上でタンデムツーリングの行き先を検討してください。
また、高速道路ではほかの車の流れに合わせられないバイクの運転は危険が伴います。
高速道路では、事実上120km前後の速度を出して走っている車両が多いので、このくらいの速度を出して安定して運転できない人、また運転できないバイクの場合は、タンデムツーリングに適していません。
同行者の準備も万全に
ライダーは日頃からツーリングに出かけており、準備や装備についても熟知しているかと思います。
後ろに乗るパッセンジャーは運転するわけではありませんが、バイクに同乗する以上しっかりした装備が必要です。
ライダーの服装はジャケットにズボン、グローブなどが基本。
パッセンジャーについても、長袖と長ズボンは必ず着用するように勧めてください。
風に当たり続けて体が冷え過ぎることを予防すると共に、万が一の事故の際体を保護する役割を果たします。
ヘルメットにおいても、パッセンジャーもライダー同様フルフェイスのものを被るよう勧めましょう。
運転中に気をつけたいこと
1人で乗っている分には、自分の体重だけ考えてバイクをコントロールすればよいですが、タンデムの場合パッセンジャーのことを考えた運転をする必要があります。
急ブレーキや急発進といった、予測できない運転をしてしまうと、パッセンジャーがバランスを崩しやすくなりますし、思うようにバイクをコントロールできず転倒してしまう危険性も。
タンデムツーリングでの運転は、普段以上に安全運転を心がけ、先を予測した運転を意識しましょう。
